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(1) 骨が曲がっている
骨(特に膝下の骨)が実際に曲がっている場合です。また骨が捻れている場合もあります。
成長期に過度のスポーツをした方や年配の方のO脚に多い。
(2) 骨盤(腸骨)が閉じる
成長期にペチャンコ座りや横座りをしていると腸骨が閉じて脚が内旋し、大転子が外側に張り出す。骨盤が狭くなるため、難産になりやすい。
(3) 関節が歪んでいる
<歪む原因>
@内股歩き等、膝頭を内側に向ける習慣。
A膝の後ろをパ−ンと突っ張って立つ習慣。
B成長期の過度のスポーツやハイヒールの愛用。
C横座り・ペチャンコ座り等、捻った関節に体重をかける。
D椅子に腰掛けていて脚を組む習慣。
E片足立ちや猫背等、アンバランス姿勢の習慣。
悪い生活習慣を続けることによって、10〜20歳代の若い女性に見られる一番の特徴は骨の曲がりではなく、股関節、膝関節、足関節などといった下半身の骨と骨のつなぎ目である各関節が捻れたり、ずれているという関節のゆがみです。
O脚の骨格は、ももの骨(大腿骨)、膝下の骨(脛骨、腓骨)、足の周りの骨はみんな内側方向へ回りこみ、大腿骨の付け根部分(大転子)は外側へ張り出し、膝のお皿は内方へ向っています。膝頭を内側に捻っている生活習慣により大腿骨が内旋転位し、大転子が外側に張り出し、股下が開き、垂れ尻になります。骨盤は前傾し出尻・出腹になります。膝は過伸展し反張膝になる人が多い。足の関節の付近では内くるぶしや、足の内側の骨(足根骨)が出っ張り、かかとの間に隙間のできる回内足・外反足になりやすい。
ペチャンコ座りは大腿骨が内旋位で、足関節が外転位の状態で座ります。ですから、O脚の方は大腿骨が内旋し、足関節は外転しています。
注)膝頭が正面を向いていても、後ろから見ると脚が内側に捻れているO脚もあります。 |
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O脚の治し方
内側に捻れた太ももの骨を矯正し、正常な位置を保持するには、伸びた大腿外旋筋と内転筋を筋力アップし正常な筋長にすることが重要です。(深層外旋六筋が緩んで伸びると骨盤も前傾するため、ぽっこりと下腹が出てきます)
瞬間的に大腿骨を正常な位置に戻しても外旋筋が伸びているから、直ぐに悪い位置に戻ります。約3ヶ月間の筋トレと矯正をすることによって、徐々に 筋肉が縮んできて、骨盤の前傾も直ってきてプロポーションが良くなっていきます。
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・殿部の外旋筋
大殿筋、深層外旋六筋(梨状筋、内・外閉鎖筋、上・下双子筋、大腿方形筋)
・他の外旋筋
大腿二頭筋(長頭)、長・短内転筋、大腰筋、恥骨筋、縫工筋
・大腿内旋筋
小・中殿筋(強)、大腿筋膜張筋(弱)
・内転筋
長内転筋、短内転筋、大内転筋、恥骨筋、薄筋 |
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O脚矯正後の相乗効果 |
@ ポッコリしたおなかが引っ込んで下半身スッキリし、身長も伸びる。
A 姿勢がよくなって、バストもアップ
B ダイエット効果も2倍…新陳代謝がアップして脚も細くなる。
C お尻が引き締まってヒップアップ
D 生理痛が軽くなる。O脚のときは、おなかを突き出した出尻の姿勢が、子宮などの
婦人科系の臓器を圧迫していたと考えられる。
E 肩こり・腰痛・坐骨神経痛がよくなる。
F 下半身の血行がよくなり、むくみがとれてスッキリする。 |
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